新型コロナウイルス(COVID_19)について
今だ終息をみない新型コロナウイルス。全世界を見渡しこのウイルスとの闘いが本当に終息するまで、今行っている対策を決して緩めてはなりません。日常生活に浸透した「消毒」という概念。清掃現場では「一段上のレベルの消毒」を清掃と組み合わせるのを当たり前の事として続けていきたいものです。地道な継続こそ、終息を早める一歩となります。そしてそれは新型コロナウイルスに限らず、全てのウイルスに共通しうるものです。このページでは今ある情報を、特に清掃の観点からご紹介します。
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新型コロナウイルス 人から人への感染力が大変強いコロナウイルスです。ウイルスには脂質性の膜を持つエンベロープウイルスと、反対にそれを持たないノンエンベロープウイルスがあり、コロナウイルスはエンベロープウイルスの構造を持っています。その特徴として、同じ属性を持つインフルエンザなどと同様にアルコール消毒液に弱く、除染がしやすいウイルスといえるでしょう。 |
感染予防の基本 意外と知らない基本の知識。まずは自分とその周りの人を身を守る為に具体的な感染予防を徹底しましょう。 まずは正しい手洗いから。厚生省が作成した手洗いマニュアルを参考に、1.2分の時間をかけて手洗いをしましょう。
厚生労働省のページによれば、以下の興味深い結果が発表されています。(※ノロウィルスの場合)
正しい手洗いをするだけで、感染リスクをグンと減らす事ができます。 ※出典:朝日新聞社 このように、細かく軽い微粒子は落下せず締め切った室内では漂い続けます。窓をあけ、換気をよくする事が重要です。 新型コロナウィルスの特徴は、無症状の患者が多いという事。自分に自覚がなくても、マスクをし、感染を拡大させないようにする配慮も必要です。 広く手に入る薬液として、アルコール消毒が有用です。さらに、次亜塩素酸水が注目されています。これらの薬液はどういった特性があるのでしょうか。いま現在コロナウイルスに効果があると見込まれている洗浄剤・消毒剤・機械を以下で詳しくお伝えしていきます。 |
消毒剤の種類 実際使う消毒剤にはどのようなものがあるのでしょうか。現在使用されている薬液の特徴をいかにまとめてみました。
一般的に広く使用されているのがアルコールです。安定した液体で誰でも簡単に使用できる特徴があります。揮発性があり、ふき取りの必要もありません。ただ、油分を奪う性質があるので、手指消毒に使用する際は肌が荒れてしまい、その荒れた肌の隙間にウイルスが留まりやすくなる可能性もあります。スプレイヤーはアルコールで変質しないものを選びましょう。
次亜塩素酸水とは、次亜塩素酸(HClO)を主成分とする水溶液です。 生成方法は主に2つ。食塩水などを電気分解して生成する「電解水」と、電解せず主に次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸などの薬液を希釈混合する方法です。混同されがちな次亜塩素酸ナトリウムとは全くの別物で、人体に対しても環境に対しても安全性が高く、アルコールでは効果が無かった菌やウィルス対策にもお勧めです。インフルエンザウイルスと同様にエンベロープをもつ粒子構造の新型コロナウイルスは、インフルエンザウイルスと同じように消毒剤に対して弱いと判断されます。故に新型コロナウイルスに対し次亜塩素酸水は有効性を示すと見なされます。
しかし次亜塩素酸水は大変不安定な液体です。欠点としては紫外線に大変弱い事。長期保存には向きません。スプレイヤーなどに入れて使用する場合も、遮光性のあるものが望ましいです。購入する場合の目安として、病院などの大型施設で大量に使用する場合は、濃度の高いものを購入し、毎日希釈して使い切ると良いでしょう。使用頻度が少ない場合は、使用目的に合った濃度の原液を購入するのがお薦めです。
また、空間に噴霧して使用する場合は30~40ppm程度の濃度にするようにしましょう。その場合、加熱式の超音波加湿器やハイブリッドの物を使うと効果が無くなってしまいますので、超音波式加湿器をご使用ください。 ■よくある質問
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靴底の消毒 今回の新型コロナウィルスでも、靴底から持ち込まれたウイルスによる感染が米国で確認されています。より高度な衛生管理が求められる場所には、靴底から持ち込まれるウイルスにも気を付けなければなりません。
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消毒より大切な事
消毒の事を詳しくお伝えしてきましたが、消毒の前に行う大切な事があります。
それは清掃です。汚れの上から消毒液を噴霧しても、汚れの中のウイルスに到達する前に薬液の効力が消えウイルスが残ってしまいます。重要なのは、まず汚れを落とす事。汚れをおとしてはじめて消毒作業が功を奏します。まずは清掃してから、仕上げに消毒作業を行います。 病気の原因となる病原体には主にウイルスと菌があります。これらは構造や感染・増殖方法が異なります。 菌の数を減らす・取り除く意味の「除菌」という言葉に対して、コロナウイルスについては、病原体をある程度殺す、無毒化する「消毒」という言葉を用いています。 |
トイレ清掃は便器内だけで終わらせてはいけません。指で触れるドアノブ、スイッチまでもきちっと消毒・除菌しましょう。この際、使い捨てのシートを使い衛生的に保ちましょう。また、トイレを流す際、粒子が飛び散り壁や床に付着するので、蓋は閉めて流す習慣をつけたいものです。
基本のトイレ清掃。
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