いよいよ本格始動するHACCP(ハサップ)。食品を扱う企業が対象でグリストラップについてもHACCPに基づく衛生管理が求められます。これは清掃業界にとっては新たなビジネスチャンスです。ハサップって何?グリストラップ清掃は今まで避けてきた、そんなあなたにもわかりやすく、そして手軽にグリストラップ清掃を行う方法やツールをご紹介します。今回のハサップ義務化を好機と捉え、是非とも皆様の清掃ビジネスに役立ててください。 |
グリストラップとは、厨房からでる油脂や残飯、野菜くずなどが直接下水等へに流出することを防ぐ仕組みです。
①1つ目の槽のバスケットで、生ゴミや残飯などを回収します。
②2つ目の槽で浮いてきた油と分離し、汚泥は底に沈殿させます。
③3つ目の槽で油脂分や沈殿物が少なくなった水を下水等へ排水します。
HACCP義務化により、グリストラップの清掃は必須となります。 |
Hazard(危害) この頭文字をとった衛生管理法です。衛生管理を徹底し、食中毒などのリスクをより減らそうという基準で世界中で導入されつつあります。 日本では2020年6月から施行がスタートし、2021年の6月から義務化されます。今までの抜き打ち検査ではなく、それぞれの工程に対して適切な衛生管理が定められています。その中にグリストラップの管理も含まれています。 |
汚い、臭い、めんどくさい!そんなグリストラップ清掃。こんな状態になっていませんか? 時間もないし、汚いのでやりたくない。掃除しなきゃだめ?→ダメです!汚れを放置しておくと、廃油やヘドロで配管が詰まり、悪臭やゴキブリなどの害虫が発生する原因に。油分は次第に固くなり、排水ができなくなると店舗の営業もできず、大規模なグリストラップの交換が必要となり、膨大な費用が掛かります。 ギトギトのグリストラップ。強い洗剤で分解して流しちゃえばいい? →ダメです! グリストラップは油やゴミを排水させないための装置です。下水等への油脂の流出は、海や河川の汚染にもつながります。 油や沈殿物はすくいとり、産業廃棄物として正しく処理する必要があります。※法令に従った方法で廃棄しないと罰則を課されます。 正しい知識がない店舗スタッフがグリストラップの汚水を排水してしまい、水道局から約200万円請求された事例も! では具体的にどのような手順で掃除すればいいのでしょう?便利な道具を使えば実はカンタン。手順は次の通りです。
手順
①バスケットのゴミを捨てる(※毎日)
②2つ目の槽に浮いている油をすくいとる(※毎日)
③沈殿物を取り除く(※週に1回)
④グリストラップ内部の配管掃除(※2~3ヶ月に1回)
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■グリストラップ用洗剤、消臭剤
■すくい棒
■グリストラップ用ネット
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