ミヤキコロンバン酸性タイプ [18L] - プールサイド／浴室等の石材床(御影石／タイル／テラゾー)スリップ防止／防滑剤【代引不可・個人宅配送不可】 [7906-17-1-d]

商品詳細

ころばぬ先の杖

近年、公共の場所で転倒する事故が増えています。
事故の事例からは、建物の滑りやすい構造や、施設の不充分な管理が浮き彫りになりました。これまでは本人の不注意とされ見過ごされることがありましたが、最近では事故に遭った本人が施設管理者を訴えるケースも増えてきています。転倒事故を防止するためにも防滑処理することをお勧めします。

コロンバンは

・	水に濡れると滑りやすくなる石材やタイルに対して、スリップ防止効果を与えます。
・	基材表面にミクロン単位の凹凸をつくることにより摩擦係数を高め、ウエットフロアのスリップを防止します。

注)コロンバンは、基材の表面にミクロン単位の凹凸を形成するためのケミカルであり、塗料やコーティング剤ではありません。施工後は必ず中和や水洗いの適切な処理をしてください。

コロンバンには、防滑性重視の酸性タイプと美観重視の中性タイプの２種類あります。
対象基材、施工環境、防滑性、美観等に応じてご選択ください。

用途

■	磁器タイル、テラゾー、御影石等の滑りやすい床材へのスリップ防止。(鏡面に使用すると艶が落ちます)
■	プールサイド、浴室床、ビルの出入口や階段等の水に濡れると滑りやすくなる箇所でのスリップ防止。
■	セラミックタイルの防滑処理。
	※	必ず事前テストで施工面及び周辺部材への影響を確かめてからお使いください。

コロンバン酸性タイプの使用方法

1.	床面の汚れを洗浄・除去してください。汚れ・油分等があるとはじき、ムラになり、均一な仕上がりの妨げになります。
	※	汚れ・油分の除去にはミヤキオリーブを、セラミックタイル保護用ロウの除去にはミヤキセラリムーブをお使いください。
2.	目地がある場合は、目地保護のため散水して目地に十分水を吸収させてください。基材表面に残った余分な水分は、バキュームで吸い取るか、モップ等で拭取ってください。
3.	コロンバン酸性タイプを水道水で2から5倍に希釈して、ハケ、モップ、ローラー等で均一に塗布してください。
	※	高濃度で使用すると表面の光沢が低下します。
	※	希釈率を下げると反応時間は短くてすみますが、施工面積が広い場合等かえって施工性が悪くなります。
	※	コロンバン酸性タイプの水溶液が石材・タイル等の片側に溜り均一な処理ができない場合がありますので、放置期間中はモップまたは白か赤パッドを装着したポリッシャー等でコロンバンを均一にしてください。
4.	10から20分後、処理面を靴底で触ってスリップ防止効果の確認をしてください。
5.	ブラッシングしながら充分に水洗いしてください。
6.	ミヤキソフターを水で5倍位にうすめて塗布してください。15分放置後充分に水洗いしてください。(ソフターで中和処理することで床面・目地の損傷を防止します)
	※	コロンバン酸性タイプを塗ったまま長時間放置しておくと、表面を傷めますのでご注意ください。
	※	スリップ防止効果が充分でないときは、再度3、4の作業を繰り返してください。
	※	コロンバン施工後は、汚れが付き易くなる場合があります。汚れ防止にミヤキアリストンを塗布するとメンテナンスの負担を軽減します

コロンバン中性タイプの使用方法

1.	施工面を必ず洗浄してください。汚れ・油分・保護用ロウ等が表面にあるとコロンバン中性タイプがはじき、ムラになります。
	※	汚れ・油分の除去にはミヤキオリーブを、セラミックタイル保護用ロウの除去にはミヤキセラリムーブをお使いください。
2.	散水して目地に水を充分吸水させ、フロアスクイージー等で施工面の余分な水をきります。(目地の保護になります)
3.	コロンバン中性タイプを水道水で2から3倍に希釈して、ハケ、モップ、ローラー等で均一に塗布してください。
	※	高濃度で使用すると表面の光沢が低下します。
	※	希釈率を下げると反応時間は短くてすみますが、施工面積が広い場合等かえって施工性が悪くなります。
	※	コロンバン中性タイプの水溶液が石材・タイル等の片側に溜り均一な処理ができない場合がありますので、放置期間中はモップまたは白か赤パッドを装着したポリッシャー等でコロンバンを均一にしてください。
4.	10から20分後、靴底にて処理面のスリップ防止効果を確認し、効果が充分である事が確認できたら、充分に水洗いを行ってください。
	※	コロンバン中性タイプを塗ったまま長時間放置しておくと、表面を傷めますのでご注意ください。
	※	スリップ防止効果が充分でないときは、再度3、4の作業を繰り返してください。但し、放置時間は調整してください。
	※	コロンバン中性タイプの防滑効果は施工するタイルの種類によって変わります。事前テストにて希釈率、放置時間を決めてからご使用ください。

スリップ防止効果の持続性について
コロンバンによるスリップ防止効果は永久的な効果を保障するものではありません。
効果が低下する要因として考えられる事は以下の通りです。

1.	歩行摩擦によってコロンバン施工で付与した凹凸が磨耗し、基材表面が平滑な状態になっていく事によりスリップ抑制効果が低下する。
2.	コロンバン施工で付与した凹凸の凹部に汚れが蓄積し、基材表面が平滑な状態になっていく事によりスリップ抑制効果が低下する。

上記の2点を想定すると、効果の持続期間は現場での歩行頻度および汚れの蓄積速度(歩行頻度と日常メンテナンスの状況により変化する)、基材の強度に左右されます。
※メンテナンスサイクル等は各現場の状況に合わせてご計画ください。

使用上の注意

1.	使用上の注意及びSDSをよく読んでからお使いください。使用条件及び目的に適合するか、充分検討の上ご採用ください。
2.	コロンバンを塗布したまま長時間放置しておくと基材を傷めますのでご注意ください。
3.	基材の種類によっては、艶引けによる色目の変化・ムラが出ることがありますので、予めテストにてご確認ください。
4.	換気の不充分な場所で施工すると、ミスト(蒸気)で周辺の金属類の表面が参加する場合があります。必要な養生や換気を行って施工してください。金属等に付着した時は、すぐに充分な水洗いをしてください。
5.	芝・植木等にかかったときは、速やかに充分な水洗いをしてください。
6.	作業をするときは換気をよくして、保護マスク、保護メガネ、保護手袋をお使いください。
7.	口や目に入ったときは、速やかに充分な水洗いをし、医師にご相談ください。
8.	皮膚に付いたときは、速やかに水洗いしてください。
9.	子供の手の届かない冷暗所に密栓して保管してください。運搬目的以外での社内保管や別の容器に移しかえての保管はしないでください。
10.	用途以外には使わないでください。
11.	施工に専門知識・技術を要するため、業務用として販売しています。一般の方はご使用をお控えください。

施工後のメンテナンス

1.	日常清掃
	■	水洗いで堆積した土砂や汚れを洗い流してください。
	■	飲食物や油汚れ等が付着した場合は出来るだけ早く油落とし洗浄剤で洗浄してください。
	■	浴室床やプールサイドはミヤキスパクリン、ミヤキビートルで洗浄してください。
2.	定期清掃
	■	水洗いで除去できない汚れは、ミヤキアクロンABをお使いください。
		a)	水洗いにより表面の堆積汚れを除去します。
		b)	アクロンA：Bを1：1で混合し原液から3倍希釈液を塗布し20分位放置します。
		c)	ナイロンブラシ等で擦り洗いをするか、高圧洗浄機で洗い流してください。
	■	浴室床やプールサイド等のヌメリが発生する箇所の洗浄には、ミヤキビートルをお使いください。
	■	定期清掃は1、2ヶ月に1回行ってください。但し、汚れや歩行頻度によりスリップ防止効果が極端に低下することがありますので、そのときは清掃を行ってください。
	■	洗浄することでスリップ防止効果が戻る様であれば、凹凸は健在で汚れによりスリップ防止効果が低下している状態なので、ミヤキアクロンABで洗浄してください。
3.	コロンバン再施工
	■	定期清掃を行ってもスリップ防止効果が戻らない場合は凹凸が歩行により磨耗してスリップ防止効果が低下していますので、コロンバンによる再施工をしてください。