単純に計算すると、
2枚 x 12回 x 5年 = 120枚のワックス層
ということになります。
毎月のポリッシャー洗浄や歩行により120層がそのまま全て残ってるということはありませんが、剥離を行うとなると非常に強敵であるのには違いありません。
一見すると、遠目にはワックス層の分厚さにより光沢に重厚ささえ感じられる程です。でも近づいてみるとこんな状態です。
コンセントに昇圧トランスを繋ぎマシンのコードを接続、レバーを握りいざ開始!
と、ここで問題発生、ブレーカーが落ちてしまいました。
ブレーカー容量を確認するのを忘れていました(汗)
15Aでした。
お客様はこのような初歩的なミスはしないようにしてください。
必ず事前にブレーカー容量はご確認下さいませ。
※ブレーカー容量が20Aの場合は、万一負荷が掛かり過ぎたりして電流超過になった際でも昇圧トランスのスイッチが切れ、元のブレーカーは落ちないので安心です。
しかたなくバキュームの電源をオフにし、再度スタート。
やはりバキュームを使用できないと粉塵の問題が。
今回はここが喫茶店ということもあり、徹底的に研削するのは避けました。
全体的にある程度研削を行い、一部分だけ10回ほどマシンを走らせました。
長年積み重なったワックスのカスがこんなにも。
そしてモップ拭き後に軽くポリッシャー洗浄。そしてワックスを2層塗布しました。
5年前のビルドアップしたワックス全てを取り除くのは難しかったんですけど、かなり健闘したのではないでしょうか。
剥離剤を使用した一般的なワックス剥離作業と比べると、作業時間、コスト、作業負担・危険性などを大幅に削減できることが確認できました。また、このマシンで研削を行うことを前提に、床メンテナンスシステムを構築することが重要だとも感じました。
ワンタッチ・ドライスクラブ DS-18 - バキュームクリーナー搭載ワックス剥離フロアマシン