シロ ユシロンコート ベストグリップ
水に濡れても滑りにくく、安全性の高い床面に仕上がるスリップ防止樹脂ワックスです。
撥水効果の高い新開発特殊ポリマーの働きで、皮膜上に水が存在する箇所を最小限に抑える為、濡れた状態においても通常時と同様のスリップの少ない歩行感が持続します。
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滑りの発生要因
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ベストグリップの防滑原理
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「石床は濡れた時に滑るからワックスは塗れない」と
決め付けていませんか? |
凹凸のある床材は、液体を凹部に逃し、床材と靴が十分に接地することで、滑りやすさを緩和させています。
一方鏡面仕上げは液体の逃げ道がなく、床材と靴の間に水が存在して床材と靴が接地していないために滑りが起こると考えられます。
この性質を研究した結果、樹脂ワックスの接触角を高く設定し、床材と靴の間の水を逃しやすくすることで、滑りやすさを緩和出来ることが判明しました。
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デジタルマイクロスコープ画像にて、石床表面上の水滴の状態を観察。水滴が盛り上がっている程、接触角が高い。
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石材
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ベストグリップを1回塗布 |
未塗布
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ベストグリップの防滑原理
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<床面が乾いた状態と濡れた状態の両方において、<JIS
K3920-17>静摩擦係数を測定しベストグリップの防滑性を評価しました。 |
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テスト条件: |
大理石鏡面仕上げ、大理石凹凸仕上げを洗浄後、所定のワックスを1回塗布した物と未塗布のもので、測定。滑り片には靴底ゴムを使用。水濡れ状態での測定は10mlの水道水で表面を十分濡らした状態で測定した。 |
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鏡面仕上げの石床では、通常時と濡れた状態での歩行感の落差が大きくなります。この落差が大きい程、体が対応出来ずに転倒する場合があります。ベストグリップは、濡れた状態でも通常時と静摩擦係数の落差が少ないので滑りにくく、故に安全設計と言えます。 |
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床材業界ではCSR値を防滑性の指標としています。CSR値はJISA1454(斜め引っ張り試験)の防滑性試験結果によって示され、数値が大きいほど滑りにくく、小さい程滑りやすいことを表します。 |
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鏡
面仕上げ、凹凸の石材どちらにおいても、「ワックスを塗ると滑る」というイメージを覆す結果が得られました。更にベストグリップは、汎用品を遥かに上回る
防滑性を示すことが分かりました。このような結果から、ワックス塗布による床面の保護、日常メンテナンスの効率化を図ることが出来ます。 |
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A:非常に安全(快適)である
B:かなり安全(快適)である
C:やや安全(快適)である
D:どちらともいえない
E:やや危険(不快)である
F:かなり危険(不快)である
G:非常に危険(不快)である
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FAQ
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Q |
ストグリップはどんな場所に適していますか? |
A |
雨に濡れて、床面の安全性が懸念される場所。
特に駅の通路、電車内、病院、介護施設、建物の玄関などに適しています。 |
Q |
ベストグリップはどんな床材に適していますか? |
A |
安全性の問題から従来ワックス塗布が出来なかった場所に施工されている石材に最適です。
親水性且つ汚れの染みこみ易い石材にベストグリップを塗布することで、汚れの抱き込みを抑えメンテナンス作業の効率化を図れます。 |
Q |
はくり剤で除去できますか? |
A |
一般的な樹脂ワックスと同様のメンテナンスが可能です。 |
Q |
どんな床面も滑らないようになりますか? |
A |
ベストグリップは床材自体の持つ防滑性を損なわないのであって、床材自体の防滑性を上げることは出来ません。
※ベストグリップは滑らないということを保障するものではありません。 |
Q |
防滑性能はどの位維持しますか? |
A |
ワックス皮膜がある限り持続します。 |
Q |
CSR値はどのような時必要ですか? |
A |
CSR値は一般に床材業界において、床材自体のもつ防滑性の評価尺度として使用されています。
CSR値を防滑の指標としている業界もあります。 |
Q |
CSR値の測定はどのようなタイルでもすぐできますか? |
A |
CSR値測定器を持っているケミカルメーカーはありません。
外部委託での測定は実費で行っております。 |
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